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車の一括査定を体験して分かった、不動産査定との大きな違い
先日、人生で初めて車の売却査定をネットから申し込みました。
本来は知り合いの車屋さんにお願いするつもりでしたが、お盆休み期間中ということもあり、「一度試してみるのも勉強になるだろう」と思い挑戦して見ました。
■ 一括査定の仕組み
今回利用したのは「一括査定」と呼ばれる仕組み。
車であれば「ナビクル」「MOTA」「カーセンサー」などが有名です。
不動産でも「HOME4U」「リビンマッチ」「おうちクラベル」など、多数の査定サイトがあります。
現代では、リフォーム工事、引っ越し、解体工事、アパート建築などありとあらゆるものが、このような「一括査定」と呼ばれる仕組みを使い、ネット上でいとも簡単に依頼が出来る世の中となっています。
これらはあくまでも窓口会社であり、実際の査定は地元の複数業者に情報が流れ、各社から電話やメールが一斉に届くシステムです。
窓口会社は大々的にネット広告で集客し、複数の業者へ情報を流します。そしてその業者から例えば1件あたり1万円や2万円などの紹介料を得るビジネスモデルになっています。
弊社でも、かつてこの仕組みを利用して不動売却の情報を得るために利用していた時期がありました。
売主様から「昨日は3社、今日はお宅入れて4社、全部で7社と会う予定にしているよ」と言われることもざらで、これは疲れるだろうなと感じていたものです。
■ 実際に体験してみて
今回私が登録したところ、4社から一斉に連絡が入りました。
電話が鳴り止まず、メールも届き、査定日程を組むのも一苦労。
当日は時間が押して営業担当同士がバッティングしたり、1社は結局予定が合わずに見合わせてもらったり・・・
話しをしても「数日後に売ってください」「今すぐ決断を」と迫られるなど、とても疲れる経験でした。
気づけば一日がそれだけで終わり、他のことが何一つできなくなるほど消耗していました。
そして実感したのは、どの会社も提示価格は大きく変わらないということ。
むしろ対応や雰囲気の違いの方が印象に残りました。
■ 車と不動産査定の決定的な違い
体験を通じて一番強く感じたのは、車と不動産査定の根本的な違いです。
- 車査定 → 査定する目の前にいる相手がそのまま購入者になる
- 不動産査定 → 多くは仲介会社であり、自社が買うわけではない
つまり、不動産査定では会社がリスクを負わないため、根拠の薄い高額査定を出す業者が後を絶たないということです。
結局は販売活動を進める中で価格を下げざるを得なくなり、売主様を振り回してしまうケースも珍しくありません。
■ 向いている人・向いていない人
一括査定は確かに便利ですし、情報も一度に集められます。
しかし、誰にでも向いているわけではありません。
- 仕事上で人とのかかわりが多く、人とのやり取りが苦にならない
- 複数の情報を整理して比較検討できる
- メールやSNSを駆使してやり取りができる
- 即断即決できる
こうしたタイプの方には合っています。
一方で、
- 頻繁な電話やメールは苦手
- 一つずつ理解してゆっくり歩みを進めたい
- 信頼できる1社を見極めてまずはそことだけじっくり相談したい
- 会って話すのは苦手なので当面の間LINEやメールで少しづつやり取りを始めたい
という方には、ストレスが大きくなる仕組みかもしれません。
■ まとめ
今回、車の一括査定を実際に体験してみて、
「売却は情報の多さだけではなく、自分に合った進め方を選ぶことが大切」
だと改めて感じました。
不動産でも同じです。
世の中が多様化する中で、自分の性格や生活スタイルに合わない方法を選ぶと、余計なストレスを抱えることになりかねません。
大切なのは、自分に合ったやり方と信頼できるパートナーを見極めることです。

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三代 年之
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