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賃貸営業時代の忘れられない体験
私がまだ不動産業界に入ったばかりの20代の頃、賃貸営業をしていた時のことです。今でこそ管理会社が家主様から業務を一括委託されるのが一般的ですが、当時はまだそのような仕組みが整っておらず、オーナー(家主)様が複数の不動産会社と直接やり取りをするケースも多い時代でした。
そんな時代に経験した、今でも鮮明に覚えている出来事があります。あるオーナー様が多数の貸家を所有されていて、普段は娘さんが対応されていたのですが、ある日たまたまお父様(当時の私から見ればかなりのおじいさん)が応対され、「まもなく空きになる部屋がある」と紹介を受けました。ちょうど目の前み見える建物だと聞き、お父様とそこまで行き退去時期などいろいろと伺いました。その後、既存のお客様に紹介し「来月のこの頃に空く物件です」と説明をして大阪から来ていただき、その日のうちに申込をいただいたのです。
ところが、退去後にオーナーから委託を受けたリフォーム業者から鍵渡しの当日ギリギリに鍵を受け取り、お客様に鍵を渡し午後引っ越し業者が来ますという段階で問題が起きたのです。なんと空き予定だったその貸家に「人が住んでいる」との電話が入ったのです。急いで現場に駆けつけると、確かにその通り人が住んでいます。確認すると、空いたのは隣接する奥まった古い建物であり、お父様の説明とはまるで違っていたのです。お客様は法人契約の大手保険会社勤務の方、混乱の中で荷物は搬入され、私は「監禁状態」で帰してもらえず、ひたすら会社からの解決策を待つことになりました。当時は携帯電話もなくどうやってやり取りをしていたのか思い出せませんが、とにかく私は監禁され会社は一社員に全責任を押し付けたと言う記憶だけはあります。今思えばブラック企業です。当時はそんな会社がゴロゴロしていたと思います。
結局お客様はそこにそのままお住まいになることになりました。企業の転勤でせっかく広島に来られた方なのに、初日から嫌な思い出となってしまいました。最後はまたすぐに転勤になるよと、ご本人も「もう仕方がない」と受け入れてくださったからこそ事なきを得ましたが、若手の私にとっては大変申し訳なく、苦い経験となりました。今でもその近くを通ると思い出します。
その後、娘さんが菓子折りを持って会社へ来られたことは覚えていますが、それが何だったのか詳細は思い出せません。当時は空き予定であっても借りる方がたくさんいた時代です。間取りや家賃、地名程度しか載っていないフリーペーパーや雑誌を片手に来店や電話が鳴り、週末は案内にも行けないほど活気のある時代でもありました。保証会社もなく、借りる方は保証人を探すのに奔走する時代でもありました。
現代は、写真や動画、周辺環境までスマホ一つで確認でき、契約や入退去の手続きもネットで完結できる時代になりました。管理会社が窓口となり、リフォームや鍵交換、設備確認まで漏れなく進めてくれます。不動産業界も大きく変わり、コンプライアンスや働き方改革といった考え方もすっかり根づきました。
振り返れば、昔は不便も多かったですが、それでもどこか世の中全体に活気があり、我々不動産業界自体にも勢いがありました。今は形こそ変わりましたが、不動産を通じて人の暮らしを支える使命は変わりません。弊社では現在は売買を中心に業務を行っていますが、建物の管理業務も承っておりますので、お困りごとやご相談があれば、どうぞお気軽にお声がけください。

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三代 年之
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