戸建の売却査定をいただきました。|広島市の不動産売却や空き家・相続はイエステーション安佐南店

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戸建の売却査定をいただきました。

このたび、数年前に査定のご依頼いただいたお客様より、久しぶりに相談のお電話をいただきました。

当時は、一度机上査定として価格を算出し、周辺の状況や市場動向が分かる資料とあわせてお渡しした経緯がございます。

その後しばらくお話が途絶えておりましたが、こうして再びご連絡をいただけたことに大変ありがたく嬉しく思っております。

お客様ご自身は、広島とのご縁がもともと深かったわけではなく、「たまたま親が最後の転勤先の広島で購入した家を相続した」という背景をお持ちでした。長く賃貸として運用してこられたものの、数年前に借主が退去し、その後室内の傷みも進み、修繕には相当な費用がかかる状況とのことで、売ろうか、貸そうか、売うならいくら、貸すなら家賃はいくら、修繕費はどれくらいかかる、そういうところを気にされていました。

当時は、大きな住宅であるため修繕費がかかり過ぎる、方向性としては「売る」というところまでは決まりました。

しかし、実際に「売る」と決めきれずにこられた一番の理由は、以前親から聞いた“良かった頃の価格”が頭から離れなかったからだそうです。最近のインフレの影響で、「もしかしたらまた値が戻るのではないか」というご期待もあると伺いました。私たちも、そうしたお気持ちはよく分かります。

今回のご相談に対して、私たちは地元・広島の不動産会社として、現状の物件価値を誇張することなく、ありのままの事実をお伝えしました。決して否定するのではなく、お客様の立場やお気持ちを尊重しながら、今の広島の市場感覚を丁寧にご説明させていただきました。「また考えてみるね」「また連絡するね」とのお言葉もいただき、ありがたく思っております。

この仕事を長く続けていると、「確かにそんな時期もあった」「あのころはそうだった」と、お客様のお話に共感する場面が多々あります。ただ同時に、ここ10年、20年でみても人々の価値観や行政制度、税制、エネルギー政策、さらには建築基準や土砂災害などのハザードマップ、住宅を取り巻く環境は大きく変化しました。普段その中で仕事をしていると気づきにくいのですが、「昔のままの感覚」で今の住宅市場を捉えようとすると、どうしても以前と今とのギャップが生まれてしまう——今回のやり取りを通じて改めてそのことを感じました。

私たち不動産会社の仕事は、単に「売れる話」や「喜ばれる話」だけをすることではなく、事実を丁寧に、正直にお伝えすることにあると考えています。それがたとえすぐにご依頼につながらなかったとしても、お客様にとって正しい判断材料になるよう心がけることが、私たちプロの責任だと思っています。


 

戸建の売却査定をいただきました。

 

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